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サッカーとコーヒー

~ドイツへ単身留学。非常事態下でつかんだ未来のヒント~

本業のコーヒー事業は、実はサッカーと切っても切れない関係にあります。その理由やいきさつを、ここで少しご紹介させていただきます。

サッカー漬けの毎日。海外でのプレーを夢見て

小学生のころからサッカーに夢中だった私は、中学生のときに「サッカー選手になって海外で活躍したい」と本気で思うようになりました。高校は県内の強豪校にスポーツ推薦入学し、卒業後は民間企業に勤めながら地元の社会人チームに所属していました。

プロのサッカー選手を目指すことについては、正直なところ道半ばといった感じでしたが、海外でサッカーをプレーしたいという思いは強まるばかりでした。

背中を押したのは、ワーキングホリデーというビザの存在を知ったこと。本場ドイツにサッカー留学できる道が開けてきました。「善は急げ」というわけで、およそ1年半の会社勤めで貯めた貯金を元手に、単身でドイツに旅立ちました。2020年3月のことでした。

サッカー少年のころの写真

念願の海外サッカー留学と予期せぬロックダウンの悪夢

記憶に新しい出来事だと思いますが、横浜港に入港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で新型コロナウイルスの集団感染が発生したのはちょうどそのころでした。メディア報道が始まって3日目ぐらいまでは国際線の飛行機は運行していたので渡航はできたのですが、ドイツの空港は感染症対策で物々しい雰囲気でした。

ついには4日目にドイツ全体がロックダウンになってしまったので、サッカーの練習どころではありません。外出もままならず、借りたアパートと食料品の買い出しにスーパーマーケットを行き来する日々が、強制帰国になるおよそ1カ月間続きました。

私にとってドイツは初めての海外旅行先であり、1人暮らしも初めてでした。慣れない不安な環境で、感染症の恐怖に慄(おのの)き、英語もドイツ語も満足に話せず十分なコミュニケーションがとれない状態が続き、心が折れかかりました。

ドイツの風景写真

小さなコーヒーショップで、店主とのやりとりに心救われる

ある日、アパートから歩いてほんの数分のところに、小さなコーヒーショップを見つけました。その店構えやたたずまいから、地元住民に長く愛され、常連客に支持されている店であることが容易に想像できました。

私は、知っているかぎりのドイツ語を駆使して「大きいサイズのコーヒーとサンドイッチをください」と店主に伝えました。温かく香り高いコーヒーが私の体を温めてくれたのと同時に、一見客の私にとてもフレンドリーに接してくれた店主の人柄が、絶望の淵にいた私の心まで温めてくれました。店にいたのはほんのわずかな時間でしたが、「またおいで」とやさしく声をかけてくれました。たった一人で非常事態下の異国にいる自分にとって、本当に心が救われる思いでした。

ドイツのカフェのコーヒーとサンドイッチの写真

くつろげる場、やすらげる場を地元・栃木市に創りたい

この出来事で、私の中に「何か」が芽生えたのは確かです。でもそのときは、それが何なのかはわかりませんでした。帰国後、再び海外留学のチャンスをうかがっていましたが、数年経っても世の中は変わりません。スポーツやエンターテイメントの世界は無観客開催になるなど、感染症は一向に収束せず、厳しい状況が続きました。2020年東京オリンピックが1年延期されたことからも、事の重大さがわかります。そうした中で、サッカーに対するモチベーションの維持が困難になってきたこともあり、これまで注いできた情熱を他の分野に向けてみようと思うようになりました。

そこで真っ先に頭に浮かんだのが、ドイツのコーヒーショップでした。飲食店の経験は一切ありませんでしたが、コーヒーを生業(なりわい)とする覚悟を固め、一杯のコーヒーから「くつろぎ」や「やすらぎ」を提供する「場を創る」ことをモットーに、2022年1月に地元・栃木市に小さなコーヒーショップをオープンしました。ここから新たな挑戦がはじまるわけですが、以上のように私にとって「サッカーとコーヒー」は切っても切れない関係にあるのです。

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